禁煙をすると、様々な形で嬉しい効果を実感できるようになります。
代表的な効果としては、健康面での実感があげられます。
例えば、禁煙を始めると味覚や嗅覚が改善して、食事を美味しく感じやすくなるでしょう。
早い方であれば数時間で味覚の改善を実感できます。

このように短い期間でも効果を実感できるものですが、長期間の禁煙を行うと別の効果が生じてきます。
まず、1か月から2か月経つと生じる効果は、せきやたんといった気管支の慢性的な症状の改善です。
1年続ける事ができると更に効果的であり、軽度もしくは中度のCOPDを患っている方の肺の機能に改善が現れます。

数年から数十年といった期間で禁煙を継続していくと、病気のリスクを低減できる効果もあります。
例えば、日本人の死因として大きな比率を占める、ガンや心臓病のリスクが低減できる事です。
ガンと喫煙の関係は科学的に証明されている事であり、禁煙を長く続ければ発病のリスクは大幅に下がります。
長い人生を健康に過ごしていく上で、良い習慣として活用できるでしょう。

また、禁煙による病気のリスクを低減する事は、人生を楽しく過ごしやすくなるという点でも重要なポイントです。
喫煙と飲酒を両方楽しんでいる方はガンのリスクがより高まる現実がありますが、タバコを避け、飲酒量を控える事でガンのリスクを低減できます。
お酒をこれからも飲み続けたいと考えている方は、飲酒量の調整と一緒に続けられるかが大切です。

このように、禁煙は健康全般に効果的な習慣になります。
呼吸器が喫煙によって機能が低下していた場合は機能に改善が見られますし、呼吸器の改善によって体力が回復するのも魅力的な効果です。
体力が回復する事で、これまで避けていた運動や遠出等もできるようになります。
継続的な喫煙で生じていた歯茎への色素沈着も改善し、歯茎の色も良くなるといった見た目の変化もあり、見た目の自信も得られるでしょう。

この他にも、タバコ代に使っていたお金を節約できます。
禁煙外来の費用がタバコ代より安く済む場合も少なくありませんから、タバコを吸うのを止めた時から健康とお金と両方で効果を得られるでしょう。

禁煙をすることで起きるデメリットはある?

禁煙は健康的な心身や経済的な余裕を生む効果がありますが、一方で禁煙をする際に生じるデメリットに注意して対策をしておく必要があります。
デメリットの対策をして無理せずタバコを避ける事ができれば、メリットを上手に享受できるでしょう。

まず、禁煙を無理に行うと落ち着かなかったり、集中力が持てなかったりする場合があります。
ただし、これは禁煙自体で生じるものではなく、喫煙をやめてニコチンを摂取できなくなった事で起きる離脱症状です。
この為、新しい習慣として取り入れようとすると、結果的に気持ちが落ち着かず集中力が得られないという事があります。
無理なく習慣として確立するには、禁煙外来を利用する等の工夫が必要です。

また、禁煙をきっかけに太る方もいるという点も、対策の必要なデメリットになります。
太る理由はいくつかありますが、例えば、タバコを吸わなくなる、口寂しくなって何かを食べるという習慣がついてしまうからです。
タバコを吸わない状態でも口寂しさを抑える為にガムや飴を使う方も居られますが、食べ過ぎるとやはり栄養を過剰摂取してしまう事に繋がるでしょう。

禁煙で食べ物が美味しく感じられるようになり、結果的に食が進んで太るという人も居ます。
この場合、1日3回の食事だけでなく、間食の機会や量が増えてしまう事も問題です。
あまり知られていない要因としては、禁煙のメリットである心拍数の安定により、体が消費するエネルギーが少なくなる事もあります。
体が使うエネルギーが少なくなった状態で食事量は喫煙をしていた頃と変わらないので、太りやすくなるという形です。

これらのように禁煙によるデメリットはあるものの、禁煙のやり方や生活習慣の工夫によって、様々な形で対処していくことができるでしょう。
喫煙によるデメリットと違い、禁煙によるデメリットを恐れる事はなく、誰でも十分に対応可能な問題として取り組む事から始めてみましょう。