タバコを吸っている人に対する風当たりは年々強くなっているので、喫煙者の中にはそろそろ禁煙をしたいと思いながらもきっかけがつかめなくて禁煙を始められていないという人が多いのではないでしょうか。
禁煙は言うのは簡単でも実行するのが難しいことの一つです。
何故なら長くタバコを吸っていた人が禁煙をすると、離脱症状という苦しい状態になってしまい、多くの人がそれに耐えられずにまたタバコを吸い始めてしまうからです。

離脱症状は禁断症状という呼び方をされることもあります。
日常的にタバコを吸っていた人が禁煙を始めると、体内にニコチンがなくなることで様々な離脱症状が起こってきます。
離脱症状の種類としては、不安感やイライラ感、集中力低下などがあるため、仕事をしている人は仕事が手に付かなくなってしまうことがあるのが問題です。
また、タバコへの強い渇望は禁断症状と呼ぶのにふさわしい状態で、つい苦しさに負けそうになってしまいます。

その他にも離脱症状は頭痛や肩こり、ふらつき感など体への影響として出てくることもあり、禁煙に挑戦している人たちはつらい日々を過ごすことになります。
それでは、このような離脱症状を抑えられれば禁煙が上手くいくかというと、その可能性は高いと言えるでしょう。
離脱症状を抑えるためには、例えばイライラ感や不安感に対しては、リラックス出来るようなことをするといった対処法が考えられます。
深呼吸したり散歩をして気分転換をするのも離脱症状の苦しさを軽減するのには有効だとされています。

しかし、意思の力や行動で離脱症状を抑えるのには限界があるかもしれません。
近年では禁煙補助剤や禁煙治療薬といった種類の医薬品が登場しています。
これらの薬を飲みながら禁煙をすれば、離脱症状の苦しさが抑えられる効果が期待出来るので、つらくない禁煙をしたい人は禁煙治療薬を処方してもらえる内科や禁煙外来を受診して相談してみてはいかがでしょうか。

禁煙は治療薬のチャンピックスで成功できる!

禁煙治療薬を使ってみたいなら、経口禁煙補助剤のチャンピックスを検討してみると良いでしょう。
チャンピックスは禁煙外来などで処方している薬ですが、多くの人がこれを使ってタバコをやめることに成功しているため、高い禁煙効果が期待出来ます。

チャンピックスはバレニクリン酒石酸塩を主成分とする内服薬で、比較的新しい薬です。
この薬にはニコチン受容体を軽く刺激する作用があり、禁煙中に服用するとニコチン受容体への刺激によってドーパミンを少量放出させて離脱症状やタバコを吸いたいという気持ちを抑える効果が期待出来るのが特徴です。
そのため、タバコが吸えなくて苦しい気持ちやイライラ感などが軽減出来るので、チャンピックスを使えばスムーズにタバコをやめられる可能性が高くなります。

それから、チャンピックスには拮抗作用という面もあり、服用中にタバコを吸ってもそのニコチンが脳のニコチン受容体に結合するのをさまたげることで喫煙による満足感が得られないようにします。
離脱症状を抑える上にタバコを吸っても美味しくないという状態に患者さんを導くため、禁煙の成功率が高まると言えるでしょう。

チャンピックスは便利な薬ですが、副作用があると報告されているので服用する時は自分に副作用があらわれていないかを充分注意する必要があります。
チャンピックスの副作用としては、吐き気や不眠症、異常な夢などが挙げられます。
それに加えて抑うつ気分や焦燥感、攻撃的になるといった精神的な副作用も報告されている薬であるため、自分の状態に気をつけて安全に使わなくてはなりません。
もしもこの薬を飲んでいて、気分が落ち込むなどの変化を感じたらすぐに医師に相談することをおすすめします。